前回に引き続き、老後不安の心理の根底を深掘りしていきたい。
ニワトリは介護はしたことがない。
祖母が20年程前に介護状態になったが、実家に住んでいなかったことと、骨折もあったためずっと入院していた。洗濯物を受け取りに行った記憶がある位。
夫側の祖母も少し介護状態にあったが、しばらくすると施設に入った。
介護は大変すぎる
介護=したくないもの
というイメージはハッキリ言ってある。具体的に何が辛いと言えるだろうか。
介護と言っても要支援と要介護があったり認知症があったりでも全く大変さが違うな…。
例えば認知症なしの寝たきりと考えた場合
・動けないためオムツ等の排泄介助が必要
・食事作りと食事の補助
・お風呂や衛生状態を保つためのケア
・着替えの手伝い
・24時間体制のケア
ものすごくざっくりとした要点だ…ニワトリの知識はこんなものだ。
とりあえず、一人暮らしは無理じゃね?自宅にいるとするならば、3食のうち少なくとも昼食はヘルパーさんとかに頼む必要があるだろうし、それでも仕事してたら絶対できない自身があるな!
介護離職は絶対避けた方が良いというのが定説だよね!一人でかかえこまず、とにかく外部で利用できるものがないか相談すること。
一番困るのは、親本人が外部の人を嫌がることではないか
ニワトリの個人的問題だが、ニワトリの親は父は亡くなっており、母のみ健在。
その母は昔ながらの価値観の人で、息子には絶対世話になりたくないと言う。病院の付き添いですら、男の人にさせるなんて…とか言ってる。
そうなると、介護できるの女だけじゃん!
娘の自分だけ?姉もいるから手伝ってはくれるかもしれないが、車持ってないんだよね。今はまだ元気だからいいけれど。
ニワトリの家から母が住む実家まで車で1時間。もし母が介護状態になったら絶対ヘルパーさんとか頼みたい。毎日通って~なんて無理でしょ。
でももし、母がヘルパーさんとか嫌がったら?男兄弟の世話は嫌だと今で言っているし、涙ながらに外部の人を嫌がったりしたら、自分がやるしかないと頑張ってしまうかもしれない。
いや、自分の家庭もあるし夫側の親も歳を取ってきている。無理はしたらいけない…と思ってもどうなるのかなあ。
介護にも喜びはあると思いたい
今まで親にはお世話になってきた。自分を育ててもらったこともあるし、孫を旅行に連れて行ってくれたり、お祝いやお米をもらったり沢山のものをもらってきた。
そう考えると、これから親が弱っていくのを支えていくことが、恩返しになるってことを忘れないようにしたいと思う。
親って本当に無償でいろんなものを与えてくれた。親が困っているなら、助けられることはしたい。
全てはできなくても、人の役に立つことは喜びだと思う。
介護だから、大変だから嫌という考えでは無くて、自分でできることはしながら、プロの助けをフルに使って親の老後生活を支える。その経験はニワトリ自身の老後不安を解消することになるのかもしれない。
